EVM(出来高管理)
EVM(Earned Value Management / 出来高管理)チャートの見方と活用方法を説明します。
EVMとは
EVMはプロジェクトの進捗とコストを定量的に管理する手法です。計画と実績を比較して、スケジュールとコストの両面でプロジェクトの健全性を把握できます。
チャートの見方
EVMチャートには以下の線が表示されます:
| 線 | 色 | 説明 |
|---|---|---|
| PV(計画価値) | グレー | 計画上の出来高累計 |
| EV(出来高) | 青 | 実際に完了した作業の価値 |
| AC(実コスト) | 赤 | 実際に発生したコスト |
| BAC(完成時総予算) | オレンジ(破線) | プロジェクト全体の予算 |
指標の見方
チャート右側のメトリクスパネルに以下の指標が表示されます:
差異指標
| 指標 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| SV(スケジュール差異) | EV − PV | 正=予定より進んでいる、負=遅れている |
| CV(コスト差異) | EV − AC | 正=予算内、負=予算超過 |
効率指標
| 指標 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| SPI(スケジュール効率指数) | EV ÷ PV | 1.0以上=順調、1.0未満=遅延 |
| CPI(コスト効率指数) | EV ÷ AC | 1.0以上=予算内、1.0未満=超過 |
予測指標
| 指標 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| EAC(完成時見積り) | BAC ÷ CPI | 現在のペースで完了した場合の予測総コスト |
指標の色
- 緑色 — 良好(SV/CV ≥ 0、SPI/CPI ≥ 1.0)
- 赤色 — 要注意(SV/CV < 0、SPI/CPI < 1.0)